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                  11:00 ~ 13:00 ポスターセッション :東京大学 新2号館3階 電気系会議室1A・1Bにて
1. 化粧品の各種粉体成分の肌面分散状態の可視化と使用感の設計法鈴木 高広(近畿大学生物理工学部生物工学科),
 梅田 智広(東京理科大学総合研究機構)
 
 概要:
 化粧品にはナノサイズから数十μmまで種々の微粒子が配合され、紫外
 線防御や肌の外観色や光沢を調整する。肌に塗布した各種微粒子の分散状
 態を可視化し化粧機能との関係を解析することで、使用感や官能効果を高
 めるための粉体成分の設計法を検討した。
2. ヒューマンエラー対策立案における新たな支援手法の提案本田 宣昭,奈良 千尋(株式会社山武 技術開発本部 基幹技術開発部)
 
 概要:
 ヒューマンエラー対策立案支援手法において、「現場の考える力の育
 成」 と「現場における対策立案品質向上」の両立が困難であるという課
 題に対し、対策内容の具体的表現を「目的語」と「述語」に分割し、グル
 ープ表示するという新たな支援手法を考案したので報告する。
3. 入力抵抗を向上した脳波計の製作と評価渡邉 大樹(東京電機大学院工学研究科電気電子工学専攻),
 植野 彰規(東京電機大学工学部電気電子工学科)
 
 概要:
 誘発脳波は、信号源と電極間に介在する頭骨等の影響によりS/Nが低下
 することが想定され、これを改善することを目的に、高入力抵抗を有する
 誘発脳波計を製作した。本報では、高周波域における入力インピーダンス
 の向上を試みた結果を報告する予定である。
4. ウェアラブル血圧センサの臨床応用柳元 伸太郎,今井 靖,酒造 正樹,ロペズ ギヨーム,亀山 祐美,
 飯島 勝矢,秋下 雅弘,大内尉義,矢作 直樹,山田 一郎(東京大学)
 
 概要:
 日本人の死因の3割を占める脳・心血管病の最大の危険因子は高血圧で
 ある。メタボリック症候群に代表される生活習慣病のリスク管理の観点か
 らも、適切な血圧管理が重要とされている。現在、血圧測定は健康診断や
 外来での単回の血圧測定が中心だが、これでは血圧の変動を把握できな
 い。血圧測定が行われていない間に高血圧となる時間帯がある仮面高血圧
 や、外来で測定されるときだけ血圧が高値を示す白衣高血圧などは正しく
 判断できない。血圧の日内変動把握には、主に、カフ式24時間血圧計が
 用いられているが、患者への負荷が大きいなどの問題も指摘されている。
 我々はカフを用いない持続測定可能な血圧計(ウェアラブル血圧センサ)
 を開発し、臨床への応用を進めている。この血圧計では、カフの圧迫によ
 る苦痛もなく、連続的に血圧の変動をモニタできる。加えて、従来は捉え
 られなかった超短期的な血圧変動を観察することができる可能性も示さ
 れ、今後の臨床応用の拡大が期待される。
5. 社会実装に向けたヘルスケア情報共有基盤角田 仁,中嶋 毅彰,石田 繁巳,猿渡 俊介,森川 博之(東京大学)
 
 概要:
 近年の高齢化の進展や人々の健康志向の高まりを背景に、いつでもどこ
 でも健康状態を把握可能なユビキタスヘルスモニタリングの必要性が高ま
 りつつある。本研究では、健常者の健康管理に加えて、緊急時の遠隔診断
 や慢性疾患患者の継続的な監視を行うために、NGN/IMSアーキテクチャ
 を用いたヘルスモニタリングシステムの実現を目指している。ヘルスモニ
 タリングシステムの社会実装に向け、本発表では、ヘルスモニタリングシ
 ステムの一部をインターネット上でも扱えるように拡張したヘルスケア情
 報共有基盤について紹介する。
6. 容量型シート・ハンドルセンサにおける加振の影響評価吉久 雅識,植野 彰規(東京電機大学大学院)
 
 概要:
 自動車運転者のセンシングは安全性の面から非拘束に行うことが望まし
 い。無拘束での心電計測は容量性結合により行う。ただ、容量性結合は車
 両の振動に弱い。そのため、自動車に振動を加え、心電への影響を考察し
 た。
7. 高入力インピーダンス型電位計と体表面電極による交感神経活動の検出青木 勇人(東京電機大学 工学研究科)
 
 概要:
 自律神経活動の直接計測は、侵襲的手法であるためリスクを伴う。本研
 究では,高入力インピーダンス型電位計と体表面電極を用いて、非侵襲的
 に自律神経活動を計測することを目的とした。実験の結果、刺激に反応す
 る自律神経活動と推察される応答が得られた。
8. 移動と会話を支援し生活行動変化を計測する統合サービスの開発― 千葉県柏市における実証実験 ―
 
 大武 美保子,坪内 孝太,野口 博史,下坂 正倫,森 武俊,
 大和 裕幸,佐藤 知正(東京大学)
 
 概要:
 高齢者の外出と仲間作りを、移動を支援する1)オンデマンド交通運行管
 理システムと、会話を支援する2)共想法を用いて支援し、居住空間内外で
 の生活行動を、3)焦電センサを用いた見守りシステムと歩数計により計測
 評価する統合サービスを開発し、実証実験を行ったので報告する。
9. 触感コミュニケーションが可能なタンジブル・アンドロイドの開発才脇 直樹,浅田 真奈,秋川 優子(奈良女子大学大学院),
 前野 隆司(慶応大学大学院),
 菅沼 克昭(大阪大学産業科学研究所),
 石黒 浩(大阪大学大学院)
 
 概要:
 我々は、多様なテクスチャの質感を感じることができる触感センサの開
 発を進めてきた。また、これを女性の指先大に小型化し、アンドロイドの
 指先に実装して、触感に応じその感覚を表情で表現できるアンドロイドの
 開発を行っている。今回は、その進捗状況についてまとめて報告する。
10.プロソディ障害の治療のための末梢神経活動測定による情動抽出今井 絵美子(神戸大学大学院保健学研究科),
 片桐 祥雅(独立行政法人情報科学通信機構),
 関 啓子(神戸大学大学院保健学研究科)
 
 概要:
 プロソディ障害の治療法選択には情動回復度の定量化が鍵となる。種々
 の末梢神経活動を同時計測し、情動抽出の可能性を検証した。
11.人体の電波強度への影響を利用したZigbeeセンサノード群による室内人位置推定
 
 野口 博史,深田,下坂,福井,佐藤,森
 (東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻)
 
 
12.東大柏キャンパスへのカーシェアリング試験導入と事業性検討杏 百合(東京大学大学院新領域創成科学研究科)
 
 概要:
 東大柏キャンパスでカーシェアの無料サービスを実施した。その利用デ
 ータに類似地域の有料サービスデータを組み合せて、有料化時の利用量を
 推定した。また、学バスの乗車データを組み合せて、マルチポート化時の
 利用量を推定した。
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