- 【講演者】
山中 龍宏 氏(緑園こどもクリニック 院長)
- 【タイトル】
『 傷害予防への包括的アプローチとセンシング技術 』
- 【概要】
- 事故による子どもの傷害は多発しているが、予防することは大変難しい。わが国の医療分野では、傷害予防の効果が証明された報告は皆無である。
2004年から、医学と工学で共同研究を開始した。われわれの研究チームは、
制御・介入することが可能な対象を、「製品・環境」と「人の意識・行動」の
2つに分類し、これら全体を一つの制御システムとして捉え、製品・環境の改善と
行動変容の両方をPDCA(Plan→Do→Check→Action)のフィードバック・ループを作って
持続的に改善していくことが傷害予防であると考えている。
子どもの事故による傷害として最も頻度が高いものは転倒、転落である。転倒を予防するには、
どのようなアプローチが可能であるのだろうか。転落を予防するには、どのような
アプローチが可能であるのだろうか。
センシング技術を用いたアプローチについて紹介する。
- 【資料】
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