第8回人間情報学会講演会 【講演3】


【講演者】
岡田 猛 氏(東京大学大学院 教育学研究科・情報学環 教授)

【タイトル】
『 芸術の表現教育におけるインスピレーションの役割 』

【概要】
芸術的インスピレーションとは、表現者が何らかの環境情報(特に他者の言葉や作品などの社会情報)の 影響を受けて、芸術表現のための新しいアイデアを思いついたり、創作のモチベーションを 高めたりする現象である。プロの芸術家は、創作活動の過程でこのような 芸術的インスピレーションを頻繁に経験し、それを有効に利用して作品を作っている。 今回の講演では、そのようなインスピレーションが顕著に起こる場面として芸術作品の模倣という 行為を取り上げ、芸術の初心者が模倣行為を通してどのようにインスピレーションを受け、 芸術に対する考え方や創作のやり方について学習していくのかについて、我々の研究室で行った 心理学実験とケーススタディの成果を紹介する。この研究では主として心理指標を用いた分析を 行っており、センサ情報等は活用していないが、この研究の知見を踏まえて、人間情報を利用した 表現教育研究に関する提言を行う。

【資料】
talk3


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