第8回 人間情報学会講演会
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- 【企画趣旨】
- 今年、日本人高校生は物理・化学・生物オリンピックで全員がメダルを獲得し、日本の教育レベルの高さを実証した。e ラーニングは教育と情報通信の連携であり、強い産業の連合例である。またわが国には、放送大学という受講者85,000 人台の巨大教育機関があり、e ラーニングの膨大な運用ノウハウが蓄積されている。さらに社会の高齢化により、生涯教育としての市場拡大が見込まれる。一方ここ数年、ゲームソフトはセンサでプレーヤーの動作情報を取り込み、キャラクターにフィードバックすることで、利用者の熱中度が大幅に高まった。e ラーニングにおいても、自律神経活動等のモニタリングにより受講者の時々刻々の集中度・理解度を計り、リアルタイムに授業の進捗を変え、個人ごとに最適なタイミングで最適な説明を行えば、一流講師のマンツーマン家庭教師のごとき状況になる。学習効果が飛躍的に増大し、従来方式に対する差別化と市場急拡大の可能性を持っている。本講演会では、センサ情報を用いた新しい e ラーニングの可能性について認知科学、教材作製、ビジネスの観点から解説する。
プログラム
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