平成24年9月11日(火) 第12回 人間情報学会講演会
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- 【企画趣旨】
- 超小型低消費電力の心電計が商品化され、日常生活中の自律神経活動を常時計測することが可能となった。自律神経活動のデータからは、精神のリラックス度や作業能率などが推定され、さらには、心疾患などの発症リスクを予測できる可能性がある。一方、カルテなどの医療情報はクラウド上で安全安価に管理され、医療機関での共有を可能としている。これらセンシングと情報処理のイノベーションにより、日常生活中のバイタルサインをクラウド上に集め、専門家の知見や過去の処置例により個人に最適な処方を提供するヘルスケアクラウドが実現しつつある。例えば、蓄積された無数の自律神経活動パターンから、個人のデータに類似するものを探しだし、過去の処置例からストレス要因と対処の情報を提供する。この手法は万人の知恵を利用する集合知であり、使えば使うほど知識が高度化する。本講演会では、自律神経とクラウドについて第一人者が現状を紹介し、パネルディスカッションにより融合が生む未来像、必要技術、ビジネスを考察する。
プログラム
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